平成27年度
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1、事業の成果
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平成27年度は25年度から継続受注していた緊急雇用対策事業も終わり、iさいとの中核事業である西都原考古博物館受託及び関係事業とまちづくり事業の2本立ての事業を行った。
27年度は西都原考古博物館が開館10周年の記念の年であり、大きく注目を集めた1年であったが、博物館の運営支援事務局としてボランティアの支援や団体予約の受付などの従来事業の他に、ミュージアムショップ(MS)での様々なワークショップの開催や季節ごとにMSのディスプレイを変えるなど積極的な活動を行った1年であった。残念ながらMSの売上には直接的には影響しなかったが、従来考古博物館に無縁だった人たちに広く周知し来館を促す試みとして大きな成果を上げることが出来、今後の考古博物館を拠点にした活動を推進する上で貴重な足掛かりとなった。 また、体験館に隣接する古代復元住居の茅葺き屋根の葺き替え事業にコーディネートとして参画した。今年度はしろみ匠の会と協力し、葺き替え作業に使用する檜の伐採作業や茅刈り作業を公募したボランティアと一緒に行ったが、考古博物館の運営に関してiさいとの協力が不可欠であることを強く印象付けることが出来た。 定款を変更し宮崎の活性化に寄与することを目的として宮崎市内に事務所を設け、コンサルティング事業にも進出すべく活動を行った結果、小林市より「須木地域づくりビジョン」策定事業を受託することができた。 また、26年度から準備を進めていた銀鏡地域の活性化を観光事業とリンクさせる試みが「銀鏡修験文化復活プロジェクト」として結実し、地域住民を巻き込んだ「滝行」の復活はマスコミ等にも大きく取り上げられ、法人の名前を広くアピールし、今後の展開にも大きな足跡を残す事ができた。 東北復興支援事業は2年連続して受託した。26年度に宮城県山元町で行った「コミカフェ開業支援」の事業は宮城県内では被災地での先駆的事業として高く評価された、その成果を踏まえ、27年度は障がい者施設と地域の連携を視野に入れた支援を行った。 実施した事業は高い評価を得る一方、TVや新聞報道などに取り上げられ、法人の活動内容や事業について告知するなど大きな成果が得られ、法人の名前を県内外に広くアピールすることが出来た。 |
2、事業内容
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(1)特定非営利活動に係る事業
① 市民活動の推進に関する調査・研究・コーディネイト事業 ア)須木地域づくりビジョン策定業務委託事業 ② 市民活動の推進に関する広報・啓発事業 ア)一般社団法人宮崎県教職員互助会「記紀編纂1300年&世界遺産推進 公開講演会委託事業 ~幸神話の源流と交流~東アジアの中の日向神話 ウ)ホームページ・SNS ③ 公共施設の等の管理・運営に関する協力・委託事業 ア)宮崎県立西都原考古博物館運営支援業務委託事業 イ)甦れ!古代ロマン復元住居再生事業に伴う茅葺き屋根改修作業委託事業 ④ その他目的を達成するために必要な事業 ア)西都原考古博物館ミュージアムショップ運営事業 イ)宮崎県 東日本大震災復興活動支援委託事業 ~岩手県 紫波町 紫波さぶり コミカフェオープン ウ)銀鏡 滝行プロジェクト |